助けられた一言
豊かな人生を生きてきたと言っても良いことも辛いこともありました。
私は決して人付き合いが上手な方ではないと思う。
特に攻撃的な人は苦手だ。
人間関係で悩んで仕事も辞め家にいることが多くなりました。
必要最小限の人と接するのが精いっぱいになり、
いわば半ひきこもり的な感じになっていました。
コロナ禍では研修もZOOMで行われるようになったけれど、
コロナがまだ良くわからなかった昨年の一月、
東京のお台場で一泊二日の研修に思い切って参加しました。
一日目の終了時に二日目の演習に使う宿題が出ました。
夕食もそこそこに真夜中まで宿題をこなしました。
こんな筈では・・・こんな研修初めて!
二日目グループ演習時にちょっと辛かった気持ちを口にすると、
仙台の大学の先生が私に一言。
「人には色々なことがありますが、辛いことを乗り越えて
今ここにいるあなたに敬意を表します」
なんだか気持ちが軽くなるような感じがしました。
それまで自分に肯定感が持てないでいたけれど、
生きていることを認めてもらえたような、助けられた一言でした。
今でもその言葉を思い出す度あの先生にとても感謝しています。
人を追い詰めるのも人を救うのも言葉一つなんだと痛感しました。
いつも自分が人を傷つけないように、発する言葉に気をつけたいと思っています。