うれしい声かけ
インフルエンザの予防接種に行って来ました。
昨年入院した病院です。
待合室の椅子に座って順番を待っていました。
人が目の前を通り過ぎたとおもったらくるっと振り返り、
「Sさん!!」と私の名前を呼びました。
私は目が悪くマスクとメガネをかけていたので誰だかわかりません。
着ている服でリハビリの先生だということはわかりました。
席を立ってその人の前に行き、「どなたですか?」と
失礼にもお聞きしました。
「Aですよ」と笑って答えてくれました。
「メガネかけていましたっけ?」と聞くと、
「これはコロナ対策の飛沫防止のゴーグルです」と外してくれました。
目がきれいで特徴があるのでやっとわかりました。
Aさんは入院していた時にお世話になったリハビリの先生でした。
退院して一年半も過ぎているのに、私の名前を憶えていてくれた
ことにびっくりしてしまいました。
毎日たくさんの患者さんのリハビリをしていて、入退院の入れ替わりも
かなりあります。
私も定期的に受診はしていますが、「Sさん、髪切りましたね?」と
言われてもっとびっくりしました。
すごい観察力と記憶力です。
名前を憶えていてくれることは嬉しいものです。
まして、今回のように月日もだいぶ経っているのに名前を呼んで
声をかけてもらえるのはすごく嬉しいものです。
相手を思いやること、気遣いができる人にお世話になれたことに
あらためて感謝の気持ちでいっぱいですが、その気持ちをきちんと
伝えられなかったことをとっても後悔してしまいました。
Aさん、ありがとうございました。
このような方が患者さんを元気にしてくれると信じています。